今日から9月ですね。
前回の投稿から随分と間が空いてしまいました。
先日自分が練習していた時にふと思った事があったので
ここに書き留めたいと思います。
今から書くことはあくまでアマチュアの皆さま、学生さん向けで
常日頃クラリネット片手に練習に奮闘している方にとって
練習の仕方のヒントの一つになれば幸いです。
今日は『鏡の前での練習のススメ』
について書いてみたいと思います。
理由その1 「アンブシュアの確認が出来る」
これが目的の80%くらいを占めています。
そもそもクラリネットが上手い人、自由自在に楽器を操ることができる人は
アンブシュアがとても綺麗です。
私は口周りのスクエアーと教える時に伝えますが、
そこが綺麗だと楽器を演奏する上で下唇が支えとなり、
演奏する上で自然に且つ安定感を保つ事ができます。
家を建てる時の土台のようなものと考えます。
正しいアンブシュアをキープして
演奏する事はとてもとても大事です。
日頃レッスンしていて、
下顎や下唇がタンギングをする度に動く人、
下唇が梅干しのようになる人をよく見かけます。
その状態だと大事な土台が不安定になったり、
自然に息が入るのを
妨げてしまいますので、
鏡を見ながらチェックしてみて下さい。
何度も言いますが、楽器を上達する上で正しいアンブシュアはとても大事です。
正しく美しいアンブシュアで日々演奏する事を心掛けましょう。
理由その2 「演奏している姿勢を確認できる」
①人それぞれ歯並びも違うので、
必ずしもセンターで吹かないといけないという
事は全くありません。
ただ極端にベルが身体の中心から離れるのはあまり良いことではないと思います。
②楽器を構える角度もチェックしてみてください。
あまりにベルが身体に近いと息がスムーズに入りにくくなりますし、
逆に上すぎても良くないと思います。
③楽器を演奏する目線にも注意しましょう。
あまり下を向きすぎると息が入る妨げになります。
④自分の指の構えかたのチェックをしましょう。
指に力が入りすぎると演奏の妨げになります。
そして動かす範囲が大きければ大きいほどパタパタ
するので注意しましょう。
⑤ステージに立つ人間として演奏する姿勢を気にするようにしています。
パッと思い付いたものを挙げてみましたが、
いかがだったでしょうか。
実はこんな事を書いておいてなんですが、
私の練習室に姿見はありません。楽屋だったり
レッスン室に鏡がある時にチェックしたりしています。
私は鏡を見て練習することで気付きを得たことも多いです。
毎日は無理だと思いますが、姿見がある場所で練習出来る時などに
チェックしてみて下さいね。
最後までお読み頂きありがとうございました。
東京佼成ウインドオーケストラ
クラリネット奏者
林 裕子
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